Another World
Music&Lyric/Naoya Fukuda


夢から覚め 窓の向こうに見えていたのは
廃墟となった見慣れた街だった

崩れ落ちたビルの向こうの灰色の空
景色の中に誰もいなくなった

自分らさえよければいい 世界の果て
怒り悲しみ絶望して星に見放された

叫んでも届かなくて声は風にかきけされ
今私はここにいること誰も気づかないけど


雲の隙間 見上げていた 射した光を
黒い羽の天使が膝抱え

ただみんなの笑顔だけを見てたかった
異端の者は迫害され涙は枯れはてた

叫んでも届かなくてボロボロのその身体で
いつか届くと信じていた砕け散ったその夢

絶望の先に何があるというの?


小さなその手をとって 何もない街を歩く
何も変わることはないけど 手のぬくもりを感じ


戻る場所はわからない不安につぶされそうで
思い出の中に沈んでも 何も変わらないから

苦しみを楽しむことなんてまだできないけど
自分の心につぶやいた「落ち着いて 大丈夫」

独りじゃないから 優しい風が吹いた

世の中はなるようにしかならないから

叫んでも届かなくて声は風にかきけされ
今私はここにいることあなたは知ってるから







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